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2026年06月29日更新
就労継続支援A型とは?B型との違いや仕事内容・給料を解説
就労継続支援A型とは?B型との違いや仕事内容・給料を解説
就労継続支援A型とは、障害や難病のある方が雇用契約を結び支援を受けながら働ける福祉サービスです。 この記事では、就労継続支援A型の概要について、B型との違いや具体的な仕事内容給料の仕組みなどをわかりやすく解説します。 自分に合った働き方を見つけるための参考にしてください。
そもそも就労継続支援A型とはどんな制度?
就労継続支援A型は、障害者総合支援法に定められた福祉サービスの一つです。 一般企業で働くことが難しいものの、支援があれば継続的に就労が可能な方を対象としています。 事業所と雇用契約を結び、労働者として働くことで、自立した生活を送るためのスキルや知識を身につける役割を担っています。
利用者は支援員によるサポートを受けながら自分に合ったペースで働くことができます。
就労継続支援A型とB型・移行支援の明確な違い
障害のある方向けの就労支援サービスには就労継続支援A型・B型のほかに「就労移行支援」があります。 これらは支援内容や目的によって明確な区分があり違いを理解することが重要です。
A型とB型の大きな違いは雇用契約の有無であり、就労移行支援は一般企業への就職を目指す訓練の場であると説明できます。 それぞれのサービスの特徴を知り、自分の目的や状況に合った選択をすることが求められます。
【比較表】雇用契約の有無がA型とB型の最大の違い
就労継続支援A型とB型の最も大きな違いは、事業所と利用者との間で「雇用契約」を締結するかどうかにあります。
A型事業所では雇用契約を締結するため、労働基準法をはじめとする労働関連法規が適用され、原則として最低賃金が保証されます。 ちなみにジョブサポが位置する神奈川県の最低賃金は時給1,225円(※令和8年6月現在)であり東京都の1,226円と比較してもわずか1円の差に留まるなど、高い水準にあります。
一方、B型事業所では雇用契約を結ばないため、利用者は自身の体調や状況に合わせ比較的自由なペースで生産活動に参加します。 そのため、活動の対価として支払われるものは賃金ではなく「工賃」と呼ばれ、労働基準法に基づく最低賃金の適用はありません。
このように、雇用契約の有無が両者の賃金体系や働き方の違いに大きく影響しています。
就労移行支援は一般就労を目指すための訓練の場
就労移行支援は一般企業への就職を希望する障害のある方が必要なスキルや知識を習得するための訓練を行うサービスです。 ビジネスマナーやPCスキル、コミュニケーション能力の向上などを目的としたプログラムが提供されます。 利用期間は原則2年間と定められており、A型やB型のように「働く場所」ではなく、あくまで「就職準備の場」という位置づけです。
就労継続支援サービスとの併用は原則できませんが自治体の判断によっては可能な場合もあります。
就労継続支援A型の対象者|利用できる人の条件
就労継続支援A型を利用するにはいくつかの条件を満たす必要があります。 対象となるのは、原則として18歳以上65歳未満の身体障害、知的障害、精神障害、発達障害のある方や指定難病のある方です。 加えて一般企業への就労は難しいものの、事業所からの支援があれば継続して働く意欲と能力がある方が該当します。
具体的には、就労移行支援を利用したが就職に結びつかなかった方や特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが雇用されなかった方などが対象に含まれます
就労継続支援A型の具体的な仕事内容と職種の例
就労継続支援A型の仕事内容は事業所によって多岐にわたります。 利用者は自分の障害特性や興味これまでの経験などを踏まえて、自分に合った仕事を選ぶことが可能です。 支援員と相談しながら業務に取り組むことで、スキルアップを図り働くことへの自信ややりがいを見出すことができます。
事業所ごとに特色があるため、見学や体験利用を通じて自分に合った環境かどうかを確認することが大切です。
データ入力や軽作業からカフェの接客まで多種多様
A型事業所では、多種多様な仕事が提供されています。 代表的な例としてはパソコンを使ったデータ入力や書類作成などの事務作業、商品の検品や梱包といった軽作業が挙げられます。 その他にも、事業所が運営するパン屋やカフェでの調理・接客、農作物の生産・加工、施設の清掃、Webサイトの制作や更新など専門的なスキルを活かせる仕事もあります。
1日の労働時間は4時間から6時間程度で設定されている場合が多く体調に合わせて働きやすい環境が整えられています。
自分の障害特性やスキルに合った仕事を選べる
就労継続支援A型では、自分の障害特性や得意なこと、体力などを考慮して仕事を選ぶことが推奨されます。 例えば、黙々と作業するのが得意な方は軽作業やデータ入力、人と接することが好きな方は接客業など、適性に応じた選択が可能です。
自分に合った事業所を探すには、市区町村の障害福祉窓口や相談支援事業所に相談するほか、インターネットの福祉情報サイトなどを活用する方法もあります。 複数の事業所を見学し、仕事内容や環境を比較検討することが重要です。
就労継続支援A型の給料(賃金)について
就労継続支援A型を利用する上で、給料(賃金)は重要な要素です。 A型事業所は利用者と雇用契約を結ぶため、労働者として賃金が支払われます。 この点が、生産活動の対価として工賃が支払われるB型との大きな違いです。
ここでは、A型の賃金のルールや平均月収の目安、サービス利用料と手取り額の考え方について解説します。
最低賃金が保証される!平均月収の目安
就労継続支援A型では、事業所と雇用契約を結ぶため、労働基準法に基づき都道府県ごとに定められた最低賃金が保証されるというルールがあります。 これにより、利用者は安定した収入を得やすくなります。 厚生労働省の「令和6年度工賃(賃金)の実績について」によると、就労継続支援A型事業所の平均賃金月額は91,451円でした。 ジョブサポの平均給与はR7年で91,301年となります。 左記数字は体調不良で休んでいる方も含まれますので、仮に21日稼働の場合は、1225*21日=115,762円の月給となります。
勤務時間や日数、仕事内容によって賃金は変動するため、これはあくまで目安です。
サービス利用料はかかる?手取り額の計算方法
就労継続支援A型のサービスを利用する際、前年の所得によっては利用料が発生する場合があります。 しかし、多くの利用者は所得が一定以下であるため、自己負担なしで利用しています。 利用者負担額は、世帯の所得に応じて区分が設けられており、月ごとの上限額が定められています。
手取り額は、総支給額である賃金から、該当する場合は社会保険料や所得税、住民税、そしてサービス利用料を差し引いて計算されます。 ※ジョブサポでは8割~9割ぐらいの方が利用無しで利用されております。 事業所の経営状況を評価するスコア制度がありますが、それが直接利用料に影響することはありません。
就労継続支援A型を利用開始するまでの4ステップ
就労継続支援A型の利用を開始するには、いくつかの手続きを踏む必要があります。 自分一人で進めるのではなく、市区町村の窓口や相談支援事業所といった関係機関と連携しながら、計画的に進めていくことが大切です。 ここでは、相談から実際に働き始めるまでの流れを、大きく4つのステップに分けて解説します。
ステップ1:市区町村の障害福祉窓口や相談支援事業所へ相談
最初に、お住まいの市区町村にある障害福祉課などの担当窓口、または近くの相談支援事業所へ相談に行きます。 そこで就労継続支援A型の利用を希望していることを伝え、制度の詳しい説明や、地域にある事業所の情報などを提供してもらいます。 今後の手続きの流れについても案内されるため、疑問や不安な点があればこの段階で質問しておくと良いでしょう。
専門の相談員が、一人ひとりの状況に合わせたアドバイスをしてくれます。
ステップ2:気になる事業所の見学・体験利用
相談機関で情報を得たり自分で探したりしていくつか候補の事業所が見つかったら実際に見学や体験利用を申し込みます。 パンフレットやウェブサイトだけではわからない施設の雰囲気、仕事内容、他の利用者や職員との相性などを直接確認することが重要です。 複数の事業所を比較検討することで自分にとって働きやすい環境かどうかを慎重に判断できます。
体験利用を通じて、その仕事が自分に合っているかを試すことも可能です。
ステップ3:障害福祉サービス受給者証の申請・発行
利用したい事業所が決まったらサービスの利用に必要となる「障害福祉サービス受給者証(または受給者証)」の申請を市区町村の窓口で行います。 申請には、サービス等利用計画案の作成などいくつかの書類が必要です。 この計画案は指定特定相談支援事業所に作成を依頼するのが一般的ですが、自分で計画書を作成するセルフプランという方法も存在します。 メリットは自分で行うので
申請後、市区町村による審査や認定調査が行われ、支給が決定されると受給者証が発行されます。 発行までには数週間から1ヶ月以上かかる場合もあります。
ステップ4:事業所との雇用契約を結び利用開始
障害福祉サービス受給者証が手元に届いたら、利用を決めた事業所と正式に利用契約および雇用契約を結びます。 契約の際には、運営する法人から労働時間、日数、賃金、仕事内容といった労働条件について改めて説明を受けます。 内容を十分に確認し、双方が合意した上で契約を締結します。
契約が完了すると、いよいよ就労継続支援A型事業所の利用者として、勤務を開始することになります。
就労継続支援A型の概要に関するよくある質問
ここでは、就労継続支援A型の概要に関して、しばしば寄せられる質問とその回答をまとめました。 A型とB型の選択、利用可能な年齢、一般就労への移行など、利用を検討する際に多くの方が疑問に思う点を取り上げます。
事業所の運営や経営に関わる視点も踏まえつつ、簡潔に解説します。
就労継続支援のA型とB型、どちらを選べばいいですか?
雇用契約を結び、安定した賃金を得ながら働きたい場合はA型が適しています。 一方、体力や体調に不安があり自分のペースで短時間から始めたい方にはB型が向いています。 A型で2年、3年と経験を積み自信をつけてから一般就労を目指すという選択も可能です。
まずは自分の希望や状況を相談支援専門員に伝え一緒に考えることが大切です。
就労継続支援A型は何歳まで利用できますか?
就労継続支援A型を利用できる年齢は、原則として18歳以上65歳未満です。 ただし65歳になる前日までにA型事業所の利用者であった場合など一定の条件を満たせば65歳以降も継続してサービスを利用できることがあります。 年齢に関する詳しい条件は市区町村によって異なる場合があるため担当窓口への確認が必要です。
就労継続支援A型で働きながら一般就労を目指すことは可能ですか?
はい、可能です。 多くのA型事業所では利用者が一般企業へ就職することを支援する体制を整えています。 A型事業での勤務を通じて得たスキルや経験は、就職活動において大きな強みとなります。
事業所の支援員がハローワークなどと連携し求人情報の提供や面接の練習といったサポートを行い一般就労への移行を後押しします。
まとめ
就労継続支援A型は、障害や難病のある方が支援を受けながら雇用契約に基づき働ける福祉サービスです。 最低賃金が保証される点がB型との大きな違いであり、安定した収入を得ながら社会参加を目指せます。
事業所の設立には、人員配置や設備、定員に関する基準を満たす必要があります。 利用を検討する方は、本記事で解説した内容を参考に、市区町村の窓口や相談支援事業所に相談することから始めてみてください。
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- 就労継続支援A型事業所
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