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2026年07月21日更新
就労支援A型・B型・移行の違いは?自分に合う働き方を診断
就労支援A型・B型・移行の違いは?自分に合う働き方を診断
障害や難病を抱えながら自分に合った働き方を探すとき、就労継続支援A型・B型や就労移行支援といった選択肢があります。
しかし、それぞれの違いが分かりにくく、どのサービスが自分に向いているのか判断に迷う方も少なくありません。
この記事では、3つの就労支援サービスの特徴や役割の違いを分かりやすく解説し、自分に最適な働き方を見つけるための診断チャートや事業所選びのポイントを紹介します。
【働き方診断】チャートで簡単チェック!あなたに合う就労支援は?
自分にどのサービスが向いているか、簡単な質問で診断してみましょう。
まず「一般企業への就職を一番の目標にしていますか?」という問いに「はい」と答える方は、就労移行支援が向いている可能性が高いです。
もし「いいえ」の場合、次の質問として「雇用契約を結んで、安定した給料を得ながら働きたいですか?」と考えてみてください。
ここで「はい」なら就労継続支援A型、「いいえ、まずは自分のペースで無理なく働きたい」という方は就労継続支援B型が合っているかもしれません。
これらはあくまで目安であり、最終的には見学や相談を通じて判断することが重要です。
就労支援サービスの3つの種類とそれぞれの役割
障害のある方の「働きたい」という気持ちを支える就労支援サービスには、主に「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」「就労移行支援」の3種類が存在します。
これらは似た名称ですが、目的や対象者、支援内容に明確な違いがあります。
A型とB型は継続的に働く「場所」を提供するサービスであり、移行支援は一般企業への就職を目指すための「訓練」を行うサービスです。
この役割の違いを理解することが、自分に合った選択をする第一歩となります。
就労継続支援A型:雇用契約を結んで安定収入を目指す
就労継続支援A型は、事業者と利用者が雇用契約を結ぶ点が最大の特徴です。
これにより、利用者は労働基準法に基づいた労働者として扱われ、最低賃金以上の給料が保証されます。
一般企業への就職はまだ難しいものの、一定の支援があれば安定して働く意欲と能力がある方が対象です。
仕事内容は、データ入力や軽作業、カフェの店員など事業所によって多岐にわたります。
安定した収入を得ながら、一般就労に近い環境で働く経験を積むことが可能です。
就労継続支援B型:自分のペースで無理なく働く練習をする
就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに利用できるサービスです。
体力や体調に不安があり、毎日決まった時間に働くことが難しい方や、うつ病などで長期間のブランクがある方が、自分のペースで働くことに慣れる場として利用されます。
仕事の対価は「工賃」として支払われ、金額は作業内容や時間に応じて変動します。
軽作業や清掃、農作業など、比較的負担の少ない仕事が多く、週1日や短時間からの利用も可能です。
社会とのつながりを持ちながら、無理なく働く練習をしたい方に適しています。
就労移行支援:一般企業への就職に必要なスキルを習得する
就労移行支援は、一般企業への就職を目指す障害のある方を対象としたサービスです。
働く場所の提供ではなく、就労に必要な知識やスキルを習得するための訓練を行います。
具体的なプログラムには、ビジネスマナー研修、パソコンスキルのトレーニング、自己分析、応募書類の作成支援、面接練習などがあります。
事業所のスタッフが一人ひとりの適性や希望に合わせた就職活動をサポートし、就職後も職場定着のための支援を受けられるのが特徴です。
期間を定めて集中的に訓練し、一般就労という目標を達成するための仕事探しを支援します。
就労継続支援A型・B型・移行支援の具体的な違いを一覧比較
就労継続支援A型・B型と就労移行支援は、目的、雇用契約の有無、対象者、利用期間など多くの点で違いがあります。
これらのサービスは、障害のある方が自分らしい働き方を見つけるための異なる選択肢です。
それぞれの特徴を正しく理解し、比較することで、現在の自分の状況や将来の目標に最も適したサービスはどれかを見極めやすくなります。
以降では、項目ごとに具体的な違いを詳しく解説していきます。
目的の違い:A型・B型は「働く場」、移行支援は「訓練の場」
3つのサービスの最も本質的な違いは、その目的にあります。
就労継続支援A型とB型は、障害や病気によって一般企業で働くことが困難な方に対し、働く機会や生産活動の「場」を提供することを目的としています。
一方、就労移行支援の目的は、一般企業への就職を目指すための準備、つまり「訓練の場」を提供することです。
A型・B型が「今働くこと」を支援するのに対し、移行支援は「将来一般企業で働くこと」を支援するという明確な違いがあります。
雇用契約の有無:給料が発生するA型、工賃が発生するB型
金銭面での大きな違いは、雇用契約の有無に起因します。
A型事業所では利用者と雇用契約を結ぶため、労働の対価として法律で定められた最低賃金以上の「給料」が支払われます。
一方、B型事業所では雇用契約を結ばないため、生産活動に対する報酬として「工賃」が支払われます。
工賃は最低賃金の保証がなく、事業所の収益や作業時間に応じて変動します。
この違いは、収入の安定性だけでなく、利用者と事業所の関係性や仕事に対する責任の度合いにも影響します。
対象となる人:サービスごとに求められる条件とは
各サービスは対象となる人物像が異なります。
A型が向いているのは、一般就労は難しいものの、支援があれば雇用契約に基づく労働が可能な方です。
B型は、うつ病などで体調が不安定な方や、A型の利用が困難な方が、自分のペースで社会参加を始めたい場合に適しています。
移行支援は、一般企業への就労意欲が高く、そのために必要なスキル習得を目指す方が対象となります。
自分の体力や精神状態、そして将来の目標に合わせて、どのサービスが向いているかを検討する必要があります。
利用できる期間:A型・B型は無制限、移行支援は原則2年
利用できる期間にも明確な違いがあります。
就労継続支援A型とB型は、継続的に働く場を提供することを目的としているため、利用期間に定めはありません。
利用者が希望し、必要性が認められる限り、長期間にわたって利用を続けることが可能です。
一方、就労移行支援は一般就労という目標達成のための準備期間と位置づけられており、利用期間は原則として24ヶ月(2年)と定められています。
この期間内に、就職に必要なスキルを身につけて就職活動を行うことが期待されます。
B型からA型、A型から一般就労へのステップアップ(移行)は可能?
就労支援サービスは、一つの場所に留まるだけでなく、心身の状態やスキルの向上に応じてステップアップしていくことが可能です。
例えば、B型事業所で体調を整えながら働くことに慣れた後、より安定した収入を目指してA型事業所へ移行したり、A型や移行支援で経験を積んで自信をつけ、一般企業への就労を目指したりする道筋があります。
自分の目標に合わせて、柔軟にサービスの移行を検討し、次の段階の仕事へと挑戦することができます。
B型からA型へ移行するための条件とタイミング
B型からA型への移行は、本人の意欲と準備が整えば可能です。
主な条件として、週に20時間以上など、A型事業所が定める勤務日数や時間に安定して通所できる体力があること、そしてA型で求められる業務を遂行できる程度の作業能力が身についていることが挙げられます。
移行を考え始めたら、まずはB型事業所の支援員や主治医に相談しましょう。
心身の状態が安定し、より高い目標に挑戦できると判断されたタイミングで、A型事業所の見学や体験利用に進むのが一般的な流れです。
A型や移行支援から一般就労を目指す流れ
A型事業所や移行支援事業所から一般就労を目指す場合、それぞれのサービスで培った経験やスキルが大きな力となります。
移行支援では、ハローワークと連携した求人紹介や面接同行など、具体的な就職活動のサポートを受けながら就労を目指します。
A型事業所では、実務経験を通じて得た自信や実績をアピールし、一般企業の求人に応募します。
どちらの場合も、就職後も「就労定着支援」を利用することで、職場での悩みや課題を相談し、長く働き続けるためのサポートを受けることが可能です。
自分の力だけで仕事を探すのではなく、支援機関と連携しながら進めることが成功の鍵です。
2025年から始まる「就労選択支援」で選び方が変わる
2025年10月から、新たに「就労選択支援」というサービスが始まります。
これは、障害のある方が就労支援サービスを利用する前に、本人の希望や能力、適性を客観的に評価し、どの働き方や支援が最も合っているかを一緒に考えるための仕組みです。
アセスメントを通じて、利用者は自分に合ったサービス(A型、B型、移行支援など)の情報を得てから選択できるようになります。
これにより、利用者と事業所のミスマッチを防ぎ、一人ひとりがより納得感を持って自分らしい働き方の一歩を踏み出すことが期待されています。
自分に合った事業所選びで後悔しないための3つのポイント
どのサービスを利用するか決めた後、次に重要になるのが具体的な事業所選びです。
同じA型やB型でも、事業所によって雰囲気や仕事内容、支援方針は大きく異なります。
自分に本当に向いている場所を見つけるためには、いくつかのポイントを押さえて慎重に選ぶ必要があります。
後悔しない選択をするために、以下の3つのポイントを意識して事業所を探しましょう。
ポイント①:事業所の雰囲気やプログラム内容を確認する
事業所を選ぶ際には、まず見学をして、その場の雰囲気が自分に合うかどうかを肌で感じることが大切です。
支援スタッフの接し方や、他の利用者がどのような表情で過ごしているかを確認しましょう。
また、提供されている仕事内容や訓練プログラムが、自分の興味や関心、そして目指す目標と合致しているかも重要な判断基準です。
パンフレットの情報だけでなく、実際の現場を見て、自分がそこで働く姿を具体的にイメージできるか考えてみてください。
ポイント②:実際に体験利用をして相性を見極める
見学だけでは分からない部分を確かめるために、多くの事業所では体験利用が可能です。
実際に数日間通ってみることで、プログラムの流れや作業内容、他の利用者とのコミュニケーションなどを具体的に経験できます。
体験利用は、その事業所が本当に自分に向いているかどうか、相性を見極める絶好の機会です。
少しでも違和感を覚えたり、続けるのが難しいと感じたりした場合は、無理せず他の事業所を検討する判断材料になります。
ポイント③:複数の事業所を見学して比較検討する
最初に見学した事業所が良く感じられても、すぐに決めてしまうのは避けましょう。
可能であれば、複数の事業所を見学し、比較検討することをおすすめします。
それぞれの事業所の良い点や気になる点を比べることで、自分の中で「譲れない条件」や「重視したいこと」が明確になります。
雰囲気や支援内容、立地などの違いを客観的に比較することで、より納得のいく、自分に最適な事業所を選択することにつながります。
就労支援A型・B型・移行支援に関するよくある質問
就労支援サービスの利用を検討するにあたり、多くの方が抱く疑問についてお答えします。
就労継続支援A型とB型の最も大きな違いは何ですか?
最も大きな違いは「雇用契約の有無」です。
A型は雇用契約を結び、最低賃金以上の「給料」が支払われるのに対し、B型は雇用契約がなく、生産活動に対する「工賃」が支払われます。
この違いにより、収入の安定性や仕事への責任、働き方の柔軟性が異なります。
現在B型事業所に通っていますが、A型事業所に移行することはできますか?
はい、可能です。
B型での経験を通して体調が安定し、A型事業所が求める勤務時間や作業能力の条件を満たせば、ステップアップとして移行できます。
移行を希望する場合は、まず現在利用しているB型事業所の支援員や主治医に相談してみましょう。
就労移行支援と就労継続支援A型(またはB型)を同時に利用することは可能ですか?
原則として、同時に利用することはできません。
就労移行支援は「訓練」、就労継続支援は「働く場」と目的が異なるため、国の制度上、これらのサービスを併用することは認められていません。
どちらか一方のサービスを選択して利用することになります。
ご利用にあたっての注意点
就労継続支援A型・B型事業所や就労移行支援事業所の労働条件、支援体制、作業内容は各事業所によって異なります。詳しい募集要項や仕事内容については、各事業所へ直接お問い合わせください。
まとめ
就労継続支援A型・B型、そして就労移行支援は、それぞれ目的や役割が異なります。A型は雇用契約のもとで安定収入を目指し、B型は自分のペースで働く練習をする場です。そして移行支援は、一般企業への就職を目指すための訓練を行います。まずは自分に合うサービスの種類を考え、次に複数の事業所を見学・体験して比較することが、後悔しない仕事選びにつながります。この記事を参考に、自分らしい働き方への第一歩を踏み出してください。
A型事業所での就労は単なるゴールではなく、日々の業務を通じて就労の体力を養いながら、将来の一般就労へ向けて着実に歩みを進めていくステップの場でもあります。
横浜で就労継続支援A型事業所をお探しなら、私たち「ジョブサポ」へ一度ご相談されませんか?ジョブサポでは、雇用契約による安定した環境のなかで安心して働きながら、将来の一般就労へのステップアップを目指した丁寧なサポートを行っています。「自分に合った働き方を見つけたい」「実際の仕事内容や事業所の雰囲気を見てみたい」という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。あなたの次なる一歩を、私たちが全力で応援します。
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